新しいオンナの生き方について考える3Days

日本財団では、出産や子育てで職場を離れた女性たちの地元中小企業での社会復帰に向けた中小企業新戦力発掘プロジェクトの事務局を担っています。一方で、女性の活躍推進が叫ばれる時代に、女性たち自身がぶつかる悩みや壁もあるというのも実情です。
そこで、2014年9月3日(水)~5日(金)に日本財団ビル(東京・港区)で、日毎3名ずつのゲストをお招きし、自分自身の「働く」と「暮らす」、すなわち生き方について考えるイベントを実施しました。

    “新しい地域社会、働き方、自然を通して、小さなコミュニティの形成という働き方が生まれる”佐伯康人さん

    2014年10月7日

    3DayALL

     

    「暮らし」と「仕事」=”新しい”オンナの生き方について考える3Days、最終日。

     

    テーマ:「未来の働き方とは?」

    ゲスト:

    奥田浩美 株式会社たからのやま、株式会社ウィズグループ代表取締役社長

    佐伯康人 株式会社パーソナルアシスタント青空代表

    工藤啓  認定NPO法人育て上げネット 理事長

     

    3Daysの最終日には「はたらく」について考えるテーマ設定にしたいと思い、

    介護しながらママであり女性起業家である奥田さん、自然栽培という方法であらゆる

    障がい者や時間や場所に制限を抱える人たち全てを活用して耕作放棄地を開墾している

    佐伯さん、若者の就労支援、そして無業社会となった場合の未来の日本を憂う工藤さんの

    3名にお声掛けをし、語っていただきました。

     

    3名それぞれの方の育った背景や、家庭環境、どのように今の活動に繋がったのかという

    お話を伺い、これからどんな働き方、どんな生き方をして行けば良いのかについて、

    考えるヒントを頂きました。

     

    Ms.Okuda

     

     

    奥田さんからは「とにかく社会に出てみなさい」と。

    木の椅子でも何でも座って居場所を作りながら、少しずつ自分のお尻に合った椅子に

    乗り換えて行けば良い、というあまりにも分かり易いたとえを使って私も納得。

    「自分が抱える課題がビジネスにつながるという時代がくると思っています。

    働けない、主婦だということをビジネスにするにはどうしたら良いんだろう?

    これからは、こういう課題を解決したいからこういうことをみんなでやりませんか、

    という時代。既に、一部そういう形でサービスを作って、そこに参入する人たちを

    雇用するということで始めています」(奥田さん)

    今、徳島で株式会社たからのやまを展開し始めている奥田さん。

    子育て、ご主人の病気、親の介護・・あまりに課題が盛り沢山な暮らしも、色んな人が

    助けてくれる、それがビジネスにつながるという励ましの言葉でした。

     

     

    Mr.Saeki

     

    「『働く』という言葉がなくなることが一番良いと思う。

    1万年前の狩猟時代、、働くという言葉はなかったと思う。

    みんなが支え合うという中で、自分にできる役割がそれぞれあったので支え合ってきた。

    そこに障碍者だったり高齢者、長老みたいな人がいても尊重して生きていく、

    小さなコミュニティの集まりだったと思うんですよね。

    そういったつながり、自然と一体化したつながりというのが、新しい地域社会、働き方、

    自然を通して、小さなコミュニティの形成という働き方が生まれてくるんじゃないかと思います」

    (佐伯さん)

     

    自然栽培と言う仕組みで、あらゆる微生物が発酵するからこそバランス良く生きものが育つ、

    あらゆる人達を受け入れてひとりひとりが活躍するから心地良い社会が出来る、、

    そんな想いで日々、取り組まれているのではないだろうか。

     

    Mr.Kudo

     

    最後に工藤さんが語った総括の言葉は、

    「『勤め』と『稼ぎ』、『貨幣経済』と『非貨幣経済』の組み合わせでバランスをとっていくのかなと思います。

    稼いでお給料をもらって大根を買うというのがあってもよいが、稼ぐと貨幣経済の結果として大根を得る。

    農地を手伝った結果、大根をもらうというのは務めから入って非貨幣的な大根をもらったということ。

    このプロセスを自在に組み立てながら、ライフステージによって使い分けられるようなことを、

    広い意味での働きかたととらえられるようになっていくと、自然と経済の調和は持続性につながってくる

    のかなぁと思います。」

     

    ママだけでなく、障害者や職に就けなかった若者たちも、地域の担い手の一人だとすれば、

    「勤め」と「稼ぎ」にかかわらず、互いに顔が見えて手を差し伸べ合える地域社会こそが、

    実は非常に重要だということに気付かされたひとことでした。

     

    最終日参加者の皆さんのつぶやきはこちら

     

    1日目:「妊活とは? ~理想の夫婦間コミュニケーションについて考える~」

    2日目:「働くママと子ども ~子どもに悪影響ってあるの?~」

     

    それぞれの皆さんにとっての、自分の生き方について考えるきっかけになれば、

    企画者としては本望です。

     

    (3Days企画担当 森啓子)

     

     

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